2019年、当時1歳だった娘と一緒に、仙台空港から沖縄本島へ2度旅行しました。
なかでも一番ドキドキしたのが…やっぱり「飛行機」。
「泣いちゃって周りに迷惑かけたらどうしよう…」
「ちょうどお昼寝の時間とかぶるけど、ちゃんと寝てくれるのかな?」
「座席でずっと抱っこするのも大変そう…」
──と、不安でいっぱいでした。
でも、実際に行ってみたら「えっ?案外いける!」とびっくり。
今回は、1歳2ヶ月の娘とのフライトでとても助かった「バシネット(機内用ベビーベッド)」について、詳しくご紹介します。
仙台ー那覇便での飛行機利用について
仙台空港から沖縄本島(那覇空港)へは、ANA(全日空)の直行便が運航しています。
※2020年4月時点で、1日1便。
飛行時間はおよそ 3時間(帰りは約2.5時間)。
赤ちゃん連れにはちょっと長めに感じるかもしれませんが、バシネットを使えるとだいぶ楽になりますよ◎
バシネット(ベビーベッド)ってなに?
バシネットとは、機内に設置できる簡易ベビーベッドのこと。
座席に座れない赤ちゃん用で、利用は無料です。

仙台発の国内線でバシネットを使えるのは、現在のところ ANA便のみ。
(JALの国内線では設置されていません。)
飛行機によってバシネット対応座席が異なるので、予約の際に必ずご確認くださいね。
バシネットの利用条件は?
バシネットには体重制限があります。
- 体重10kg以下(ANAの場合)
ただし体重をクリアしていても、ベッドの長さが85cmなので、
身長80cmともなると、結構ギリギリです。
我が家の娘(当時:身長80cm弱・体重9kg)もギリギリセーフでした。
成長の早いお子さんだと、「え、入らないかも…」という可能性もあるので、予約時にしっかり確認を!
どの席で使えるの?
バシネットはどの座席にも取り付けられるわけではありません。
例えば、今回搭乗した767−300型機の普通席では、
「5D・5F」「21D・21F」の前に設置可能でした。

この席は前に座席がなく、壁(バルクヘッド)になっているため、バシネットを固定できる構造です。
ただし、この席にはちょっとした注意点も。
- 肘掛けが固定式で上がらない
- 荷物は足元に置けず、すべて上の棚に収納
- テーブルは肘掛けに収納式
バシネットの中に、ちょっとしたおもちゃやガーゼを置くことはできるので、使いそうなものは1つの袋にまとめておくと便利です。
バシネットはいつ使えるの?
ここ、重要です!
バシネットが使えるのは、
✅ 離陸後、安定飛行に入ってから
✅ 着陸態勢に入る前まで
つまり、搭乗してすぐには使えません!
また、シートベルト着用サインが出ている間は赤ちゃんを抱っこしていないといけないため、揺れがあると何度かバシネットから抱き上げることになります。
とはいえ、少しでも寝てくれる時間ができるのは大助かり!
バシネット席の予約方法
バシネット席の予約は インターネットではできません。電話予約です!
【予約の流れ】
- インターネットや旅行代理店で航空券を予約
- ANAあんしんデスクに電話して、バシネット席の指定を依頼
ANAあんしんご予約デスク 0570-029-701 (受付時間 9:00~18:00)
電話はすぐに繋がり、以下の内容を聞かれました。
- 予約番号
- 搭乗日
- 搭乗者名全員分
- ベッドサイズ 長85×幅45×高33cmに入るか?
- 体重10kgに収まるか?
電話後、WEBで自分達の予約状況を確認すると、たしかにバシネット席に変更されていました。
また、搭乗当日は空港のカウンターで手続きが必要ですが、しっかり案内してもらえるのでご安心くださいね。
バシネットの数は1機に1〜2台程度なので、できるだけ早めに連絡を!
実際に使ってみた感想
娘は、授乳しながらの抱っこでうとうと…。
寝入ったところでバシネットにそっと移したら──

ぐっすり♡
頭側のカバーは顔が隠れてしまって不安だったので、めくって使用しました。
「母の両手が空くって、なんて快適…!」と感動。
帰りの便では、那覇空港で買った「ポーたま」おにぎりを頬ばったり、旅行の写真を見返したりと、まさに至福のフライトとなりました。

まとめ 歩く前の赤ちゃんにはおすすめ!
バシネットは、歩く前の赤ちゃんにぴったり。
自由に動きたい時期になると、むしろ座席の方が快適なこともあるので、使用時期は本当に限定されます。
でもだからこそ!
「せっかくの特権、使っておこう!」という気持ちで、ぜひ一度体験してみてくださいね。
✈ 赤ちゃん連れでも、安心して飛行機旅を楽しめますように!


